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あしあと

    中央公民館のあり方検討の取り組み

    • [公開日:2018年3月8日]
    • ID:2506

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     町の公共施設の現状と課題


     本町においては、昭和 40 年から昭和 55 年頃にかけて中央公民館や学校・保育所、道路や上下水道施設などを順次整備し、高度成長の急激な人口増加の中、住民の福祉を向上させる目的をもって、 各種公共施設を設置し、住みよい環境の形成と魅力あるまちづくりを推進してきました。

     しかし、それら公共施設については、全国の自治体と同様に順次更新の時期を迎えているところですが、本町財政については、町税収入は平成9年をピークに減少しており、 一般会計では平成 26 年度まで実質単年度収支が7年連続で赤字となるなど、地方債の借入(自治体の借金)や財政調整基金(自治体の貯金)等の繰入により財源不足を補っている厳しい状況にあります。
     そのため、公共施設については、限られた財源の中で、今後はより効率的で効果的な維持管理や修繕、計画的な更新により費用の軽減を図り、充実した行政サービスを提供していくことが課題となっています。

     

     

     中央公民館の現状と課題 ~ あり方検討の実施 ~


     中央公民館は、町役場に隣接し、社会教育法に基づく本町唯一の公民館であり、生涯学習の拠点として、季節の料理教室やジュニアコーラス教室の年間講座をはじめ、花と緑の教室などの短期講座、音楽フェスティバルなど、さまざまな事業を展開しています。
     施設としては、本町最大のホール(690 名)や研修室などがあり、 指定管理者制度により(公財)久御山町文化スポーツ事業団が各種事業の実施や施設貸与を行い、その利用者数は年間約3万人あります。

     しかし、昭和 50 年に開館した中央公民館は、築 40 年を超える公共施設となっており、平成25年に実施した耐震診断では、一部地震に対して倒壊する危険性が高い場所がある結果となっています。
     そのため、施設の老朽化対策や耐震化を目的とした施設改修などの対応策が早急に必要な状況にありますが、耐震改修や同規模の施設に建て替る場合は、多額の費用が必要とな ります。
     また、中央公民館の各部屋の使用率(貸し館事業含む)は、概ね30%程度であり、特にホールについては 20%程度と低い状況にあり、財政面では、施設使用料など年間約 150 万円の収入に対し、経常的な人件費や光熱水費など維持管理経費は約 3,700 万円要しています。(平成28年度)

     今後においては、町全体の財政状況や人口減少を見据え、より効率的・効果的な公民館の運営を考えていく必要があり、そのあり方検討をおこなうため、平成29年9月に有識者による「中央公民館あり方検討委員会」を設置しました。


               ~ 中央公民館 ~

     

     中央公民館あり方検討委員会 意見書


     中央公民館あり方検討委員会は、公共施設の運営や社会教育、建築等に優れた識見を有する人、文化系団体や産業界の関係者ら7人で構成され、平成29年9月から平成30年2月にかけて計6回の会議により検討を重ね、3月7日、取りまとめられた意見書を藤木秀明委員長(大和大学経済経営学科講師)から信貴町長に提出されました。


        ~ 藤木委員長から信貴町長へ意見書提出 ~

    (意見書の概要)

     意見書は、4つの項目で整理されています。

    1 現在の利用状況等について
     現在の中央公民館の稼働率や今後も必要と考えられる機能、中央公民館が利用できない場合の代替施設(役場庁舎、ゆうホール、総合体育館)などの検討をしています。

    2 中央公民館のあり方(建物の考え方)検討
     住民アンケートや文化サークルアンケートの結果などもふまえ、今後も必要と考えられる設備や規模などの機能を整理しています。
     建物については、建物を現状維持し、耐震改修をおこなう「(1)現状維持、耐震改修」、可能な限り減築し(ホールも取り除く)、使用する範囲で耐震改修をおこなう「(2)減築・耐震改修」、建物を解体し、適切な規模の新しい建物を建築する「(3)適切な規模で建替え」、建物は解体し、必要な機能を他の施設へ移転する「(4)施設廃止(機能移転)」の4通りの考え方を想定する中で、それぞれの利点留意すべき事項についてまとめられています。

    3 現在のホール利用について
     平成25年度に実施された耐震診断調査による結果が特によくないホールについては、建物のあり方検討とは別に使用停止などの整理が必要とされています。

    4 今後に向けて(提言)
     今後の方針決定に向け、「施設整備費用・ライフサイクルコストの比較」が必要なこと、また、「文化・生涯学習の展望」について検討が必要なこと、2つの視点により提言をまとめられています。


    あり方検討委員会意見書(平成30年3月7日)

    (参考)会議時資料

     

     住民・文化サークルアンケートの結果


     町(・あり方検討委員会)では、中央公民館のあり方について、広く住民の皆さんや公民館の利用者(文化サークル)からご意見をお聞きするため、「公共施設・中央公民館のあり方に関するアンケート」調査を実施することとし、平成29年11月に調査を行いました。

     アンケートに回答していただいた方は、ご協力ありがとうございました。

    (1)住民アンケート

     ・対象者: 18歳以上の住民1,300人(無作為抽出・郵送)
     ・調査日: 平成29年11月6日~11月21日
     ・回答数: 454件(回答率:約35%)

    (2)利用者(文化サークル)アンケート

     ・対象者: 文化サークル会員(約300人)
     ・調査日: 平成29年11月2日~11月26日
     ・回答数: 150件(回答率:約50%)

     住民アンケート結果(抜粋) ~ 将来の生涯学習環境を見据えて、どのような公民館の建物が望ましいか ~

    ● 将来の生涯学習環境を見据えて、どのような公民館の建物が望ましいか

    住民・文化サークルアンケート結果

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